国民生活センターに寄せられた包茎手術に関する相談

-美容医療サービスにみる包茎手術の問題点 - (抜粋 ばっすい)

全文はこちら(国民生活センターのPDFページに飛びます。)


【事例1】
広告では、7万円~10万円とのことだった。

クリニックで10万円くらいの手術を受けたい旨を伝えたところ、安い手術だと汚い仕上がりになると言われ、高い手術方法を勧められ総額約80万円の契約で、即日手術となった。

2週間経つが術後の傷口がぱっくり割れてしまい、また、引きつれ感があり、陰茎部分が何も感じなくなってしまった。

(2014年8月受付、20歳代、男性)
【事例2】
ネット広告のクリニックで包茎手術を利用。

約150万円の契約。

診察中や手術中に高額な長茎、増大手術も勧められ受けたが手術部が痛む。

患部が腫れ痛みがひどくなった。

きちんと治療してほしい。

(2013年2月受付、30歳代、男性)
【事例3】
インターネット上の広告だと痛みもなく5万円から10万円で手術が受けられるとあった。

医院では、カウンセラーによる説明に終始し、医師からの説明はほとんどななく、リスク説明もなかった。

約120万円の契約。

数日後の今も出血が止まらず、痛みも続く。

(2015年10月受付、30歳代、男性)
【事例4】
ネット広告を見て出向いた。

医師とは思えない男性から説明を受け、手術台に上がらされ、医師から手術費用が65万円と言われた。

また、「ヒアルロン酸を注射しないと包茎に戻る。

15万円のものは一生残る」と言われ、約200万円の契約となった。

痛みが引かず、泌尿器科を受診したら、一部が壊死していると言われた。

(2016年2月受付、20歳代、男性)
【事例5】
ホームページで包茎手術6万円の広告を見て予約した。

カウンセリングを受けて手術台に乗る直前に美容医療の施術について説明をされた。

何のことかよくわからなかったが必要な手術だと思い従うしかなかった。

約60万円の契約。

(2016年1月受付、20歳代、男性)
【事例6】
10万円台でできるという雑誌広告を見て出向いた。

効果が永久的に持続するヒアルロン酸を使った手術が必要とカウンセラーに言われたが、断ると、ローン会社を紹介すると言われ勝手に審査を通してしまった。

約180万円の契約。

手術台の上で初めて医師と話し、手術開始直前に断りたいと申し出たが、医師が呼んだカウンセラーの男性に一喝された。

(2015年1月受付、50歳代、男性)
【事例7】
ネットで10万円位という広告を見て予約。

白衣を着た男性が対応し、触診を受け、「カントン包茎で、他院では保険は適用されない。10万円では形が良くならない。増大させるために中に残る物質を使う」と言われ金額の説明をされたので保険が適用された額と思って契約した。

確認書には全て「ハイ」で答えるよう指示された。

約300万円の契約。

(2016年3月受付、20歳代、男性)